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朝霞駅について 朝霞駅の紹介 朝霞駅は、埼玉県南部に位置する朝霞市に存在する3駅の中の1つです。東武鉄道が運営する「東上本線」の駅です。東上本線は、池袋駅（東京都豊島区）から寄居駅（埼玉県大里郡寄居町）を結ぶ路線で、総延長は75キロです。 この路線は、池袋駅から約14キロ地点にある朝霞駅を通過したのち、埼玉県坂戸市にある坂戸駅（池袋駅から約41キロ）にて、別の路線と枝分かれします。その別の路線というのが坂戸駅と越生駅（埼玉県入間郡越生町）を結ぶ「越生線」です。 この「東上本線」と「越生線」の両方を合わせて「東上線」と呼びます。したがって、朝霞駅は「東上線」の駅とも言うことができます。なお、2015年における朝霞駅の1日の平均乗降人員はおよそ6万6,000人、また1日の平均乗車人数はおよそ3万3,000人です。 朝霞駅の歴史 朝霞駅が誕生したのは1914年（大正3年）のことです。「東上鉄道」という鉄道会社が運営する「東上線」の駅として発足しました。設置当初の駅名は「膝折駅」です。これは、現在の朝霞市がある地域の古い名称に基づくものでした。 江戸時代に整備された川越街道が現在もこの地を通過していますが、かつてはこの地に「膝折宿」という川越街道の宿場町がありました。これがのちに「膝折村」となりました。 1920年（大正9年）、東上鉄道は東武鉄道と合併し、東上線の路線および（朝霞駅を含む）全ての駅は東武鉄道によって運営されることとなりました。その後、1932年（昭和7年）、膝折村が町制を施行した際、町名が「朝霞町」となりました。同年、これに伴い膝折駅も「朝霞駅」と改名します。 朝霞駅の交通機関 最初にも述べたとおり、朝霞駅は東武鉄道・東上本線の駅です。朝霞駅から上り電車に乗れば池袋駅に至ります。しかし、東上本線では、池袋駅に向かうもの以外でも各種路線へ直通運転を実施しています。 そのうちの1つは、東京メトロ有楽町線に直通乗り入れをし、その終点の新木場駅に至るもので、もう1つは東京メトロ副都心線に入ってその終点である渋谷駅を経て、東急東横線の横浜駅をさらに経て、横浜高速鉄道みなとみらい線の元町・中華街駅へ至る直通電車です。 朝霞駅から渋谷駅までの所要時間は約30～40分です。また、それぞれの直通電車を利用し、新木場駅までは約60分、横浜駅までは約70～80分、元町・中華街駅までは約80～90分です。 朝霞駅の周辺施設 朝霞駅には南口と東口があります。東口はかつては「北口」とされていましたが、2008年に改称されました。その2年後、駅の改札外に「エキア朝霞」という商業施設が、そして南口には「東武ストア朝霞店」がオープンしました。 また、南口の駅前広場には、朝霞市に住んでいた歌手で2005年に亡くなった本田美奈子さんの功績をたたえる記念碑が建てられています。なお、バス乗り場は南口にも東口にも整備されており、路線バスや市内循環バスなどが運行されています。 朝霞駅の南口からしばらくまっすぐ進むと、500～600メートルほどのところに朝霞市役所があります。また、南口から1キロほど行くと「陸上自衛隊朝霞駐屯地」があります。この中には親子連れなどでも楽しめる「りっくんランド」という施設があり、だれでも無料で入場できます。