塾講師になるのに必要な資格や資質ってあるの?
2019/03/27
結論から言えば、基本的に塾講師になるために必要な資格はありません。
塾講師JAPANでの求人情報を見てもわかるように、募集要項で必要な資格を定めている教室はほとんどありません。
もっとも、一部、学力の高い生徒を指導する塾や英語など特定の教科の専門塾などは、一定の学歴やTOEIC、英検といった学力を客観的に証明する資格が求められることもあります。ただ、数としては決して多くありません。
ただ、塾講師のアルバイトをする上で「役に立つ資格」はいくつかあることも事実。中でも教員免許は塾講師の仕事に応用できる資格です。
実際、教員免許を取得するまでの教職課程で、教師に求められる心構えや基本的な教え方などを教わることが多く、それらは塾講師のアルバイトとして生徒に接する際に求められるものと共通していることがほとんどです。
さらに、教育実習などを経験すると、生徒や学校の授業のイメージが湧きやすいですし、いろんな先生の授業を見ることで学べることも多いでしょう。
ただし、教職課程を履修していなかったとしても、塾でも教え方などについては研修があるので、教員免許の有無や教職課程を履修しているかどうかは気にする必要はありません。あくまでも、その資格や経験があればプラスになることもある、という程度です。
塾講師に求められる資質は?
一方、資格ではなく、塾講師に求められる「資質」についてはどうでしょうか。
塾講師のそもそもの役割は、「勉強を教えて生徒の成績を伸ばす」ことですので、一定以上の学力は当然必要です。
ただ、「自分がわかる」ことと「人に教える」ことは、必ずしもイコールではありません。そのため、「勉強に自信がある人」が「教えるのが上手な塾講師」になれるとは限らないのです。
塾講師は、「勉強が不得意な生徒にわかりやすく教えること」「その生徒の気持ちになって接すること」が非常に重要です。そのため、多くの場合、生徒に寄りそう姿勢や、すぐにわからなくても粘り強く、工夫して説明をすることが求められます。「わかる生徒だけがついてくればよい」という姿勢では、決して勤まりません。
勉強を教えること以外でも、生徒と信頼関係を結ぶためには生徒の話題に合わせたり、共感してあげられるコミュニケーション能力が必要です。
生徒から信頼されることは、時には教えるスキル以上に重要です。というのは、生徒が信頼してくれさえすれば、生徒はなんとか授業についていこうという気持ちになったり、先生のためにも頑張ろうと思ってくれることもあるからです。それが結果的に、成績が伸びることにつながりやすい、というわけです。
逆に、教え方がいくら上手でも、生徒から信頼されないと授業を真剣に聞いてもらえず、生徒の成績は思うように伸びていかないでしょう。そのため、塾講師の面接など選考の場では、こうした「資質」にも注目して採否が決められます。
「資格」は不要なことがほとんど。ただし、必要な「資質」はある。
冒頭でお伝えしたとおり、塾講師に必須の「資格」はないと言えますが、「資質」は極めて重要なものです。
ただ、ここで言う「資質」は「姿勢」と言い換えてもよく、努力で身につけることができるもの。そのため、塾講師経験のない方で今は多少不安があったとしても、まずは求められる資質を理解し、塾講師の経験を通じて成長していきたいという意欲があることが大切です。
塾講師JAPANでの求人情報を見てもわかるように、募集要項で必要な資格を定めている教室はほとんどありません。
もっとも、一部、学力の高い生徒を指導する塾や英語など特定の教科の専門塾などは、一定の学歴やTOEIC、英検といった学力を客観的に証明する資格が求められることもあります。ただ、数としては決して多くありません。
ただ、塾講師のアルバイトをする上で「役に立つ資格」はいくつかあることも事実。中でも教員免許は塾講師の仕事に応用できる資格です。
実際、教員免許を取得するまでの教職課程で、教師に求められる心構えや基本的な教え方などを教わることが多く、それらは塾講師のアルバイトとして生徒に接する際に求められるものと共通していることがほとんどです。
さらに、教育実習などを経験すると、生徒や学校の授業のイメージが湧きやすいですし、いろんな先生の授業を見ることで学べることも多いでしょう。
ただし、教職課程を履修していなかったとしても、塾でも教え方などについては研修があるので、教員免許の有無や教職課程を履修しているかどうかは気にする必要はありません。あくまでも、その資格や経験があればプラスになることもある、という程度です。
塾講師に求められる資質は?
一方、資格ではなく、塾講師に求められる「資質」についてはどうでしょうか。
塾講師のそもそもの役割は、「勉強を教えて生徒の成績を伸ばす」ことですので、一定以上の学力は当然必要です。
ただ、「自分がわかる」ことと「人に教える」ことは、必ずしもイコールではありません。そのため、「勉強に自信がある人」が「教えるのが上手な塾講師」になれるとは限らないのです。
塾講師は、「勉強が不得意な生徒にわかりやすく教えること」「その生徒の気持ちになって接すること」が非常に重要です。そのため、多くの場合、生徒に寄りそう姿勢や、すぐにわからなくても粘り強く、工夫して説明をすることが求められます。「わかる生徒だけがついてくればよい」という姿勢では、決して勤まりません。
勉強を教えること以外でも、生徒と信頼関係を結ぶためには生徒の話題に合わせたり、共感してあげられるコミュニケーション能力が必要です。
生徒から信頼されることは、時には教えるスキル以上に重要です。というのは、生徒が信頼してくれさえすれば、生徒はなんとか授業についていこうという気持ちになったり、先生のためにも頑張ろうと思ってくれることもあるからです。それが結果的に、成績が伸びることにつながりやすい、というわけです。
逆に、教え方がいくら上手でも、生徒から信頼されないと授業を真剣に聞いてもらえず、生徒の成績は思うように伸びていかないでしょう。そのため、塾講師の面接など選考の場では、こうした「資質」にも注目して採否が決められます。
「資格」は不要なことがほとんど。ただし、必要な「資質」はある。
冒頭でお伝えしたとおり、塾講師に必須の「資格」はないと言えますが、「資質」は極めて重要なものです。
ただ、ここで言う「資質」は「姿勢」と言い換えてもよく、努力で身につけることができるもの。そのため、塾講師経験のない方で今は多少不安があったとしても、まずは求められる資質を理解し、塾講師の経験を通じて成長していきたいという意欲があることが大切です。